糖尿病や鬱の人がピルを使用する場合の注意点

医療機関でピルを処方してもらう際、健康に問題がないかチェックが行われます。
現在、乳がんや子宮がんに罹っている人、血栓症を起こしたことがある人、重篤な肝障害や肝腫瘍がある人、高血圧の人、妊娠中または授乳中の人はピルを飲めません。
また、高年齢や喫煙習慣は血栓症リスクを上げるため、35歳以上で1日15本以上タバコを吸う人には、多くのクリニックでピルの処方をしません。

服用に注意が必要とされているのが、40歳以上の人、乳がんの家族がいる人、喫煙習慣のある人、肥満、家族に血栓症に罹った人がいる人、軽い高血圧の人、糖尿病またはその疑いのある人、軽い肝障害のある人などです。

糖尿病を治療中で、インスリン製剤、スルフォニル尿素系製剤、スルフォンアミド系製剤、ビグアナイド系製剤などの血糖降下剤を服用している場合、ピルと併用するとこれらの血糖降下剤の作用を弱める可能性があります。
糖尿病でこれらの薬を使用する場合には、医師と相談して、血糖値の状態を観察しながら用量の調整を行ってください。

鬱病の場合にも注意が必要です。
鬱病治療で使われるイミプラミン、トフラニールなどの三環系抗鬱剤はピルと併用すると作用が強くなると報告されています。
他の治療薬を使うなどして対応してください。
てんかんの予防や不安、緊張の治療に使われるバルビツール酸系製剤は、ピルの作用を低下させて避妊効果が下がります。

このように、ピルは薬と併用すると避妊効果が低下したり、相手の薬の作用に影響を及ぼすことがあります。
医療機関で治療を受けて、薬を処方してもらう際には、ピルを使用していることを伝えて医師の指導に従ってください。
自己判断は危険ですので、必ず相談しましょう。